文化・芸術

2008年11月19日 (水)

文楽11月公演に行ってきました【その2】

先週の水曜日に引き続いて、文楽の11月公演に行ってきました。
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今日は寒い日でしたね。明日は一段と寒くなるとか。文楽劇場周辺も、1週間前と比べると冬の気配が漂っているように感じました。
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文楽劇場の中は暖かい♪ 展示室の展示を眺めたり、ボランティアの方に説明を伺っているうちに開場時刻になりました。
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本日の席は「10列32番」です。先週よりも「出語り床」に近い場所。大夫さん、三味線さんの表情までよく見ることができます。

今日は「五世豊松清十郎」の襲名披露公演。楽しみにしていました。
まずは「靭猿(うつぼざる)」。遊山に出た大名が、猿曳の連れた大猿に目をつけ「靭の皮にするから寄越せ」(靭とは矢を入れる筒のことのようです)と弓矢で脅します(悪いやっちゃなー(^^;)。猿曳は、止む無く猿を杖で打ち殺そうとしますが、無心の猿はその杖で懸命に芸をします。それを見て哀れに思った大名は、猿を放免。喜んだ猿曳は、武運長久、御家繁昌、息災延命の祈祷を行う、、、というシンプルな筋立て。世話物などの重たいテーマもいいのですが、こういう軽い感じのものがまたよかったりします。人形ならではの可笑しみがあり、なかなか面白かったです。先日の落語会で拝見した、三味線の「鶴澤清介」さんが出演されていました。

続いては「恋娘昔八丈(こいむすめむかしはちじょう)」。これも、少し重たい内容ではありますが、なんとも言えぬ可笑しさがあり、涙があり、そして終わりはハッピーエンド。こういう出し物もいいものです(・∀・)

そして、五世豊松清十郎の襲名披露口上。大夫の竹本住大夫さん、三味線の鶴澤寛治さん、そして人形遣いの吉田簑助さん、桐竹勘十郎さんの口上が、なかなか面白かったです。住大夫さんは大夫さんらしい語り口(ある意味少しオーバー目に)で口上を述べられます。それが鶴澤寛治さんに移ると、途端に通常の会話と同じ語り口。最も感動したのは吉田簑助さんの語りだったでしょうか。やはり以前の大病の影響が残っていらっしゃるのですね。その中で、、、そしてその状態で、あれだけ人形を遣われるとは。。。なんかうまくまとまりませんが、ちょっと涙ぐんでしまいました。

最後の出し物は「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」。これは、武田と上杉の争いを題材にしており、けっこう長い物語なのですが、今回はその一部を公演されました。特に「奥庭狐火の段」では、豊松清十郎さんが主遣いを、そして桐竹勘十郎さんが足遣いをされて、、、いやいや、この八重垣姫はすごかった。

何度も言いますけれど、文楽いいっすよー!
是非機会を作って足を運んでください。初春公演も是非行きたいなぁ。。。

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2008年11月13日 (木)

文楽11月公演に行ってきました【その1】

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今朝の大阪は、雲ひとつない青空が広がっています。気温も20℃を超える予報がでているようです。

昨日は、国立文楽劇場で行われている「文楽11月公演」の第2部に行ってきました。来週、第1部にも行く予定ですので、今回のタイトルは【その1】が付いてます(^^ゞ

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第2部の開演は午後4時。開演30分前に文楽劇場に着きますと、表には今回襲名披露をされる「五世豊松清十郎」さんの幟が何本もはためいていました。襲名披露口上は第1部で行われるので、それは来週のお楽しみです。

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既に初春公演の案内が出ています。1月3日初日ですか、、、初日に行くか、4日に行くか、、、どうしましょ?(誰に訊いてるん?(^^;)

11時からの部は高校生の団体貸切だったようで、ちょうど私が劇場に着いた辺りで同じ制服、同じカバンを持った一団がぞろぞろと。私も高校時代に文楽を観賞しましたけれど、さっぱりワケわかりませんでした(^^ゞ
彼ら、彼女らは、少しでもわかってくれたかな?

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開演後は写真撮影ができませんので、開場直後の劇場内部の様子を。上の写真が舞台、下の写真は「出語り床」といって、ここで大夫さんと三味線さんが並んで、浄瑠璃を語られます。写真の下の方にある銀色の壁がくるりと回転して、大夫さんと三味線さんが出てこられるのです。
う~ん、サンダーバードの秘密基地を思い出しますな(アンタだけや(^^;)

昨日の演目は「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」と「八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)」の二つ。どちらも初めて観させていただきました。

文楽も、回数を重ねてくると少しずつではありますけれど、字幕を見なくとも語っていることがわかるようになってきます。私でもそうなるのですから、たぶんどなたでも大丈夫だと思います。竹本住大夫さんの語りを聞かせていただいたのが、昨日の最大の喜びでしょうか?

平日ということで、館内は空席がありましたが、外人さんや若い方が思っていたよりも多く少し驚き。一つ目の演目は、母を挟んだ義理と人情のお話し。二つ目の演目は、加藤清正を題材とした話し。最近は文楽に慣れてきた所為か、ストーリーも無理なく理解できるようになってきました。わかってくると、またこれが面白いのですね。
来週の第1部も楽しみです。
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2008年10月28日 (火)

文楽に行くぞ!

先日の「噺・はなし・話の会」での対談を聞いて、どうしても文楽に行きたくなりました。幸いにして、国立文楽劇場では11月1日から24日まで11月公演が(・∀・)
早速本日チケットをゲットしてきました。

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来月は水曜日の休みが2日あるので、その2日を利用して一部、二部両方を見ることに。さすがにいい席はほとんど埋まっていましたが、10列目の大夫さんに近い席をキープすることに成功!(・∀・)
今回は、五世豊松清十郎さんの襲名披露もあり、住大夫さんの語りも聞かせていただけるようで、非常に楽しみです!

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私が文楽に嵌った経緯などは、この辺りに少し書きましたが、昔は「浄瑠璃なんて退屈なもん聞いてられるかいっ!」とか「あんな人形遣いの芝居、何が面白いねん!だいたい、後ろで人形遣うてる人間が見えるのが目障りやんか!」とか思っていた人間が、今は文楽ファンになってしまっているのですから、人生ってわかりません(笑)。
文楽、いいっすよー!体験されたことのない方、機会があれば是非!

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2008年9月21日 (日)

シャガール展に行ってきました

せっかくの土曜日、朝から何をやったかというと、、、
洗濯&買い物&昼寝(・ω・)\バキッ

昼寝が終わった後に、ちょっと出かけてみました。何度か乗り換えた末に降り立った駅はこんなところです。
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この駅から、向かった先はここです。
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兵庫県立美術館。安藤忠雄氏の設計です。
この美術館とは、なんだか相性が悪くて、来るたびに雨模様だったのですが、今回はど晴天(・∀・)
現在はシャガール展が行われています。
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シャガール、色使いが独特な作家、、、という程度のイメージしかなかったのですが、いやぁ、、、なんというか、、、重たかったです。。。
展示されていた作品の数も、思っていたよりはるかに多く、ちょっとびっくりでした。
しかし、美術展に行くたびに思うことですが、芸術家と呼ばれる方々は、我々(私かな?(^^;)とは、ものの見え方が違うのですね。いや、見えているものは同じなのでしょうが、捉え方が違うとでも言うのでしょうか。シャガールには、特にそれを強く感じました。

あ~っ、またわけもわかってないのにエラソーに語ってしまいました。。。

展覧会の後は、夙川で明石焼きなどをいただき、大阪の某ホテルで生演奏を聞きつつ一杯飲んで(五杯でしたが(^^;)帰宅しました。

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2008年7月10日 (木)

モディリアーニ展

昨日の日記の続きです。つまりは昨日の出来事。

午後から、国立国際美術館で開かれている「モディリアーニ展」にでかけます。家からそんなに遠い場所にあるわけではありませんし、暑さもそれほどではなかったので、美術館まで徒歩で行ってみることにしました。心配は空模様だけですね。それでも30分近くかかるのですが。

あみだ池筋を北へ北へと歩きます。土佐堀通を東へ、さらになにわ筋を北へ曲がると常安橋に差し掛かります。ここから右手を見るとP1010444 国際美術館が、、、見えませんね(笑)。見えているのは、大阪市立科学館。この裏側に国際美術館があります。
P1010445 ちなみに、左手を見ると大阪国際会議場が。先月はここでサミット財務大臣会議があり、エライ迷惑しました(苦笑)。

常安橋を渡ってすぐを右に曲がり、市立科学館を目指します。この頃からなんだか空模様が怪しくなってきました。目的地目前で降られるのが一番ツライので、少し足を速めます。

P1010446 P1010447 なんとか降られずに到着。しかし、不思議な建物でしょ?美術館は地下にあるのです。
この展覧会、東京で開催されていたものが、大阪へ回ってきたようなのですが、実は東京と時期を同じくして、名古屋市美術館でもモディリアーニ展が開かれていたのです。たまたま5月に仕事で名古屋へ行ったので、見にいきまして、絵のことなど何もわからないなりに感動して帰ってきたので、今回も期待大なのです。

しかし、空模様が本当に怪しくなってきました。これは帰り頃には傘が要るかな?などと考えながら館内に入ります。P1010448 館内に入ると、、、涼しい~♪ いやいや、こんなことに感動している場合ではありません。え~と、入場料は、、、1500円ですか。チケットを買ってカバンをコインロッカーに入れ、更に下の階にある展示室に下りていきます。
まずB2Fでは、塩田千春さんの展示が。う~ん、、、なんだかよくわかりません。わかりませんが、展示物の間を歩いていると、迫ってくる何かがあります。なんだかそれに押しつぶされそうで、歩く速度が速くなります。
次のゾーンでは、石内都、宮本隆司のコレクションが展示されています。これは写真の展示。東京の有楽座やら、日比谷映画劇場の解体時の写真があって、「ここはよく通ったよな」などと、感慨に耽ってしまいました。他にも「skin」というタイトルで、ご高齢の方の肌のアップを撮ったものが、何枚も展示されていたり、傷の痕の写真があったりで(ほとんどが白黒の写真でした)こちらも何だかわかったようなわからないような(苦笑)。

そして、更に下の階のモディリアーニ展のフロアに下ります。平日の午後なのに、思っていたよりもお客さまの数が多いですね。日曜日などは、かなりの人出になるのでしょうか。それでも昨日は、ゆっくりと観ることができました。

モディリアーニ、芸術にとんと疎い私がエラソーに言えることではないのですが、この人の絵を観ていると、絵の向こうに深い奈落があるように感じられるのです。この絵に引き込まれて、そこに落ちていったら、どこまでいっても底がないんじゃないか、、、って、何言ってるんだかさっぱりわかりませんね(^^;

名古屋のときは、じーっと観ていると、その奈落から何か返ってくるものがありました。それは悲しみであったり、希望であったり、怒りであったり。今回はといいますと、、、悲しみは返ってきました。あとは、どうしようもないことに対する怒り、もどかしさ、祈りみたいなものを感じました。。。って、よくよく考えてみれば、それは私の心の中に在るものではありませんか。どうやら、絵を通して自分の心の中を覗いていたようです。そうか、名古屋のときもきっとそうだったのだな。こんなことを感じるのは、私だけだろうと思いますが(^^;

会期が9月の半ばまであるので、もう一度来てみようと思います。その時は、たぶん私の心の中も、今と少しは変わっているでしょうから、違った受け止め方ができるでしょう。
次の楽しみができました。

P1010449 観終わって地上に上がると、案の定雨が降り出していました。小止みになるのを待って、美術館を後にします。
ちょっと蒸し暑いですが、雨の街を散歩するのもなかなかいいもんですね。
さて、次の休日はどうやって過ごしましょうか。

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2007年3月 5日 (月)

美術館に行ってきました♪

芸術とはとんと縁が無いはずなのですが、何故か昨日は美術館のはしごを(^^ゞ

まずは、大丸大阪店の“大丸ミュージアム”で「ピカソ展」。ピカソをしげしげと眺めたのは久しぶりですが、この人は本当に沢山の作品を残しておられるのですねぇ。。。しかも、作風がかなり極端に変わっていたりして(常識なんでしょうけれど、知らなかったのですよ(^^;)ちょっとびっくり。一時間ほど居たかな?美術館って、けっこう元気をもらえる空間なんですよね。なかなか面白かったです。

大丸のレストランフロアで、カモミールなど飲みながらちょっと休憩して、次は国立国際美術館へ。「夢の美術館」という企画展。こちらは、ピカソがあったり、モディリアーニ、カンディンスキー、セザンヌ、そしてアンディ・ウォホールまであって、こちらもなかなか楽しかったです。たまには美術館にも行ってみるものですね。元気になりました(^-^)

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2006年9月28日 (木)

文楽に行こう!

数日前に、文楽の人形遣いで、人間国宝の吉田玉男さんがお亡くなりになりました。正直なところ、覚悟はしていたのですが、本当に残念です。
心からご冥福をお祈りしたいと思います。

私は文楽に関しては初心者。何がわかっているわけでもありませんので、大したことは書けませんけれど、文楽について思うこと、そしてなぜ文楽に通うようになったのかを、少し書いてみたいと思います。

私が文楽へ通い始めた動機は、ある意味不純なものでした。上方落語が好きで、あちらこちらで話しを聞いているうちに、浄瑠璃・義太夫が題材として使われる噺が多いのに気がつき、それなら本物も、、、ってことで通い始めたのが文楽。国立文楽劇場が、自宅からさほど遠くないところにある、というのも動機のひとつであったかもしれません。

文楽は、高校生の頃に一度だけ拝見させていただいたことがあるのですが、非常に退屈な時間でした(苦笑)。大夫さんは何を唸っているのかさっぱりわからず、人形の後ろで動く人(特に主遣い)が目障りで「こんなもののどこがいいんだ?」と思って帰ってきた記憶があります(さらに苦笑)
そんな前科(?)があったもので、初めて文楽劇場へ行ったときも「一回見てくればいいよね」といった感じだったのです。

その初回、早めに劇場についてプログラムを購入。これが思いのほか安くて(600円でしたかね?)ちょっとびっくり。そこで、これから演じられる話しのストーリーを確認していると、別に小さな冊子が附属しているのに気がつきました。これが「床本」というやつで、大夫さんが語るものの台本(でいいのかな?)みたいなもの。これがあることで、自分と文楽との間にあったとんでもない距離が、一気に縮まることになろうとは、その時点では全く思いませんでした。

さて、劇場へ入ります。選んだ席は10列目の舞台に向かって右寄り。つまり大夫さんが語られる場に近い席。偶然選んだこの席も、よかったのかもしれません。
黒子さんが出てこられて柝を打ちます。
「東西~東西~・・・」
あぁ、これから始まるんだな、というその時の感じが、なんとなく心地よかったのを覚えています。実はこの時点で、文楽に嵌り始めていたのかもしれません。

太棹が鳴り、大夫さんが語り始めます。相変わらず何を語っているのか、さっぱりわかりません。舞台では人形が、、、やはり遣っている人が目についてしまい、相変わらず目障り。。。

どれほど時間が経ったのでしょう。ふと気がつくと、大夫さんの語っていることが少しですけれど、聞き取れるようになっていました。その時に思ったことは「あ、これ日本語や」(笑)
当たり前のことですけれど、浄瑠璃って日本語で語られているのですよね。そんなことにすら気がつかなかった私って、、、ホンマにアホ(汗)

そこで、さっきの床本登場です。これを見ながら、大夫さんの語りを聞きながら、舞台の人形を見ながら、、、けっこう忙しい(笑)でもこれが次第に楽しくなってきたのです。日本語で語られていることがわかってしまえばこっちのもんです(また笑)
どんどんその世界に入っていく自分がわかりました。そして、ふと舞台を見ると、、、なんとあれほど目障りだった人形遣いの方々が消えている。。。いや、実際に消えたのではないのですけれど、全く気にならなくなっていたのです。不思議なものですね。

それから、時間が取れる都度、文楽劇場へ足を運ぶようになりました。文楽は、公演の時間帯の関係で、仕事が休みの日でないと行けないもので、回数はさほど多くはありませんが。

文楽、いや、日本の他の芸能もそうなのかもしれませんが、そこで私が最も感銘を受けるのは、「静」と「動」の切り分けとでも言うのでしょうか?そのメリハリがはっきりしていること。「静」があってこそ「動」が生きるのだということを、感じさせてくれます。常日頃、「動」ばかり意識している自分を省みて、少し反省もさせられますが。
文楽の演目によっては、人形がじーっと立っている、あるいは座っているシーンがあります。一体の人形だけが動いていて、他の人形はただただ静止している。そんな場面に「すごいなぁ。。。」と感じてしまう私が、少し変なのかもしれませんけれどね。

さて、吉田玉男さんです。
私は、取っ付きがそんな感じだったので、どの人形遣いさんがすごいとか、どの大夫さんがうまいとか、そんな下知識は全く持たず(調べようともしなかった)に、文楽の世界と遭遇しました。玉男さんも、非常に失礼ないい方ですけれど「このじーさん、大丈夫なん?」って思ってました。最初のうちは。そう、人形遣いが目障りだったうちは、、、です。
でも、人形だけが目に入るようになった後は、、、この人ってひょっとしてすごい人なの?って、本当に思いました。人形だけを見ていると、違うんですよ。いや、何が違うってはっきり言えないのですが、ともかく違う。
両手で数えられるほどの回数しか拝見できませんでしたけれど、生で拝見できて本当に有難かったな、と思うのです。改めて、ご冥福を心からお祈り申し上げます。

ところで、ここまで文楽を「見に」行くと書いてきましたけれど、最近の私は文楽を「聴きに」行っています。大夫さんの語りが、そして太棹の響きが、なんだかいいんですよね。
聴くことと見ること、二つの楽しみ方がわかって、益々文楽に嵌りそうです。
体験されていない方は、一度文楽へ足を運んでみてください。
意外な、楽しい世界がそこには待っていますよ。

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