文楽11月公演に行ってきました【その2】
先週の水曜日に引き続いて、文楽の11月公演に行ってきました。

今日は寒い日でしたね。明日は一段と寒くなるとか。文楽劇場周辺も、1週間前と比べると冬の気配が漂っているように感じました。

文楽劇場の中は暖かい♪ 展示室の展示を眺めたり、ボランティアの方に説明を伺っているうちに開場時刻になりました。

本日の席は「10列32番」です。先週よりも「出語り床」に近い場所。大夫さん、三味線さんの表情までよく見ることができます。
今日は「五世豊松清十郎」の襲名披露公演。楽しみにしていました。
まずは「靭猿(うつぼざる)」。遊山に出た大名が、猿曳の連れた大猿に目をつけ「靭の皮にするから寄越せ」(靭とは矢を入れる筒のことのようです)と弓矢で脅します(悪いやっちゃなー(^^;)。猿曳は、止む無く猿を杖で打ち殺そうとしますが、無心の猿はその杖で懸命に芸をします。それを見て哀れに思った大名は、猿を放免。喜んだ猿曳は、武運長久、御家繁昌、息災延命の祈祷を行う、、、というシンプルな筋立て。世話物などの重たいテーマもいいのですが、こういう軽い感じのものがまたよかったりします。人形ならではの可笑しみがあり、なかなか面白かったです。先日の落語会で拝見した、三味線の「鶴澤清介」さんが出演されていました。
続いては「恋娘昔八丈(こいむすめむかしはちじょう)」。これも、少し重たい内容ではありますが、なんとも言えぬ可笑しさがあり、涙があり、そして終わりはハッピーエンド。こういう出し物もいいものです(・∀・)
そして、五世豊松清十郎の襲名披露口上。大夫の竹本住大夫さん、三味線の鶴澤寛治さん、そして人形遣いの吉田簑助さん、桐竹勘十郎さんの口上が、なかなか面白かったです。住大夫さんは大夫さんらしい語り口(ある意味少しオーバー目に)で口上を述べられます。それが鶴澤寛治さんに移ると、途端に通常の会話と同じ語り口。最も感動したのは吉田簑助さんの語りだったでしょうか。やはり以前の大病の影響が残っていらっしゃるのですね。その中で、、、そしてその状態で、あれだけ人形を遣われるとは。。。なんかうまくまとまりませんが、ちょっと涙ぐんでしまいました。
最後の出し物は「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」。これは、武田と上杉の争いを題材にしており、けっこう長い物語なのですが、今回はその一部を公演されました。特に「奥庭狐火の段」では、豊松清十郎さんが主遣いを、そして桐竹勘十郎さんが足遣いをされて、、、いやいや、この八重垣姫はすごかった。
何度も言いますけれど、文楽いいっすよー!
是非機会を作って足を運んでください。初春公演も是非行きたいなぁ。。。
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