書籍・雑誌

2012年7月 2日 (月)

片桐酒店の副業(徳永圭)

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『法に触れない限り、何でもお届けします』

「トランスポーター」って映画がありましたけれど、運ぶものはあれとは違って「法には触れない」もの。
しかし、それなりに分けありのものばかり。

この着眼点は面白いですよね。
そして、その配達を請け負うのが酒屋さんというのも、また面白い視点だと思います。

第一章 短期バイトの憂鬱
第二章 電車のような宇宙船のような何か
第三章 悪意
第四章 海と傷跡
第五章 朝の訪問者

それぞれ、届け物も届け先も違う五つの章と、プロローグとエピローグで構成されている物語。
内容については詳しく書きませんけれど(是非読んで欲しいので)小説として面白いし、なかなか読み応えがありますよ。
続編を書いて欲しいくらい。片桐酒店シリーズとかね。

ところで、この本に興味を持った理由なんですが、、、この本の作者が、私の知人のお店(もちろん酒屋さん)に取材に来られたんだそうですよ。
取材内容が、この本のどこに反映されているのか興味を持つのは自然ですよね。

まず本の題名「片桐酒店の副業」
知人のお店は「片○酒店」

これは作者が取材先に気を遣ったのか、考えるのが面倒だったのか。。。

そして片桐酒店の店主の描写。
「黒いスーツの上下に、客商売とは思えない愛想の悪さ、そして陰気な表情、積極的にお近づきになりたい類の人間ではない」

これは、片○酒店の店主とは正反対。

これも取材の結果なんじゃないでしょうかね。

いやいや、こんな本の読み方したのは初めてですけれど、これはこれで楽しいかも(笑)
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2012年2月13日 (月)

明日はバレンタインデー

もちろん何の予定もありません(笑)

チョコレートよりは、、、桜餅食べたい(・ω・)\バキッ
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『聴いたら危険!ジャズ入門』(田中啓文著 アスキー新書)
という本が目についたので、買ってきたのですが、、、これが思っていたのとちょっと違ってフリージャズ系の本でした。
(帯に書いてあるやんけ(^^;)

私、フリージャズはあまり聴かないのですが(たまには聴きます)内容をよく確認せずに買ったのには訳がありまして…。

目次を開いたときに、真っ先に目についたのが
「笑福亭松鶴のようなテナー」

これだけでも買う価値はあるでしょ?(そうか?(^^;)

他にも「北欧の暴れ太鼓」だとか、「サックスの破壊獣」「アリゾナの砂嵐」「フリージャズのスナフキン」、、、そして「偉大なヘタウマ」ってのもあったかな?
誰のことを指しているのか、ご興味のある方は、、、本屋で立ち読みでもしてください(・ω・)\バキッ

さて、1週間の始まりです。
今週も6日勤務なので、キツイ1週間になりそう。
ぼちぼちとやりますかヽ(´ー`)ノ


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2011年12月20日 (火)

さいごの色街 飛田(井上理津子)

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井上理津子さんが書かれた本に『大阪下町酒場列伝』という名著があります。
なぜ名著かというと、、、私がとある店で飲んでいるところが写っている写真が掲載されているから(゜°)☆\(^^;)バキッ

ではなくて。。。
(私が写っているのはホントの話し(^^;)

人は居酒屋に何を求めてやってくるのか?
良い居酒屋とは何か?
ということを考えさせてくれる本なのであります。

もっと解り易く言えば、書かれているお店に、今すぐ呑みに行きたくなる本なのである(・ω・)\バキッ

その井上理津子さんが出された渾身のノンフィクションがこれ。

『飛田』といっても、大阪に住んでいる、或いはよくご存知の方でなければ、ここがどんなところなのピンと来ないと思います。
どんなところかというと。。。

この本は、こんな書き出しで始まります。
「男たちが歩いている。覗き込んでいる。曳き手のおばさんと何やらしゃべっている……。」

そんなところです(・ω・)\バキッ

この街、何とも説明のし難い雰囲気というか気配というのがあって、私は怖い(変なお兄さんが出てくるとかいう怖さではなくて)のであります。
不気味、、、と言ったほうがいいのかもしれません。
その不気味さ、怖さを感じた理由が、この本を読むとよくわかります。

あとがきに、井上さんがこんなことを書いておられます。

「なお、本書を読んで、飛田に行ってみたいと思う読者がいたとしたら、「おやめください」と申し上げたい。客として、お金を落としに行くならいい。そうでなく、物見にならば、行ってほしくない。そこで生きざるを得ない人たちが、ある意味、一所懸命に暮らしている町だから、邪魔をしてはいけない。」

全編を読み終わった後にこのあとがきを読むと、何かがストンと音を立てて心の中に落ちていきます。
誰にでも奨められる本ではないかもしれませんが(おこちゃまは読んではいけません)、読んでみてほしいですな。。。
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2011年10月26日 (水)

北杜夫さん死去

朝刊の一面に、北杜夫さんがお亡くなりになられたことが大きく出ておりました。

『どくとるマンボウ航海記』を初めて読んだのは、確かまだ小学生だった頃。
あの本も、今の職業を選んだ遠因になっているように思います。

今はただただ、ご冥福を祈り申し上げます。

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2011年7月13日 (水)

われら動物みな兄弟

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先日、古本屋で見掛けて買ってしまったのがこの本。
この本に出会っていなければ、たぶん私は今と全く違った人生を送っていたはずなのです。

ちょうど今から38年前の夏、高校3年生だった私は(計算は合ってるはず)東京・新宿のとある予備校の受験セミナーに通っておりました。
夏休みが始まって、その予備校に通い始めた頃の第一志望は、早稲田の政経学部か商学部だったはず。
自分のことなのに「はず」って何だよ?と思われるかもしれませんけれど、あまりよく覚えてないんですよ。この夏に、劇的に進む方向が変わったもので。

その頃まで、あまり自分の進んでいく道について、真剣に考えたことが無かったんですね。少し考えたことがあったとすれば、高校に進学するまでの半年くらいかな?
高校2年までの夏であれば、部活でほとんどの時間が潰れて、そんなことを考える暇も無かったのですが、さすがにこの夏はいろいろ考えました。
セミナールームに座っているのだけれど、実際のところ講義は余り頭に入らず「このままではイカンよなぁ」とか思いながら、講義を抜け出して新宿の街をぶらぶらしていたものです。

よく出掛けたのは、西口の小田急(ハルクだったかな?)の中にあったナショナル(ブランドはテクニクスだったと思います)のショールーム。
ここには、けっこう長い時間入り浸って、あれこれ聞かせてもらいました。怪しげなガキを、よくぞ毎回受け入れてくれたものだと、今にして思います。
そして、もう1箇所が東口の紀伊国屋書店。ここではほとんど本は買わずに立ち読みしていました。
その紀伊国屋書店で、たまたま目についたのが『われら動物みな兄弟(畑正憲著)』。
畑正憲さんを読まれる方は『ムツゴロウの青春期』辺りから入られる方が多いと思うのですけれど、私の場合は幸か不幸かこの本がスタートでした。

生物学なんて、その時まで全くといっていいほど興味なかったんです。
でも、この本がきっかけで、いろいろな本を読み漁るようになり(難しい学術的なものは読みませんでしたけれど)『ムツゴロウの青春期』も読み、そしてとうとうこの夏のうちに進路を180度転換。
180度ってことはないかもですが(^^ゞ

文系の大学を志望していたもので、3年次にはそのために科目を絞り込んで勉強していましたから、理系の大学に行きたいという話しを学校にした時には「考え直す気はないのか?」とかなり言われましたね。
ただ、有難かったのは、頭ごなしに「NO!」とは決して言われなかったこと。思えばいい学校でありました<都立大泉高校

そして、選択して進んだ先が、生物学科ではなくて水産学科。釣りをするわけでもなければ、魚を飼った経験があるわけでもないのに、、、なぜなんでしょ?
←他人事か?(^^;

ところで、手に入れたこの本を、パラパラとめくりながら読んでいるのですが、、、う~ん、今ならばこの本を読んで進路を変えようとはしないかも、、、などと思っています。
やはりあの頃は若かったし、青かった。そして、突き上げてくる訳のわからない衝動、そしてその衝動を自らの力に変えることができたし、相手を何が何でも押し切ってしまう情熱みたいなものもありましたね。
今はなまじ『経験』というヤツを積んでしまったものだから、自分にストップをかけようとする。経験は大事だけれど、それに頼り過ぎると「経験」が作り上げた枠の外に出ることが出来なくなります。
そして、出来る理由よりも、出来ない理由を捜してしまう自分が居ることにも、気がついてしまいました。若くねぇなぁ…。

しかし、あの夏のとある日、この本に出会っていなければ、私は今頃どこで何をしていることになっていたのでしょうか。
出会い、そしてそのタイミングって(たぶん早過ぎても遅過ぎても、この道は選ばなかったような気がします)不思議なものであります。


ここからはおまけの話し。。。

妙な言い方かもしれませんけれど、読んでいて「お腹の空く本」ってありませんか?
私にはそういう本が何冊かあって、北杜夫さんの「どくとるマンボウ航海記」、堀江謙一さんの「太平洋ひとりぼっち」、そして畑正憲さんの本が何冊か。
畑さんの本を読んで空腹感を感じなかったら、今歩いているこの道を選んでなかったかもしれません。いや、きっと選んでないな。意味不明ですか?(^^;
上に挙げた本たち、なんとなく今につながっているような気がするのです。

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2011年6月19日 (日)

何でまた東京で買わなアカンかったん?(^^;

昨日の午後から、ちょいと東京へ行っておりました。

ま、それはいいとして。。。

帰りの新幹線の中で何か読もうと、本屋に立ち寄ったのですが、そこでSF作家の堀晃さんが絶賛されていた「義経になった男」(平谷美樹著)を見つけました。
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「よし!これにしよう!」

と思ったまでは、よかったのであります。

この本、文庫で出ているのでありまして全4巻。
普通、帰りの車中で読むんだったら1巻目だけ買って、後は大阪に戻ってから買いますよね?

しかし、そこが私と世間の人の違うところ(・ω・)\バキッ

4巻全部その場で買ってしまいました(笑)
おかげで、帰り道のバッグの重たかったこと(^^;

さて、肝心の本の中味でありますが、、、いやいや面白いっ!
着想も構成も、そしてその表現力も、、、すごいわ~!

源義経という、日本人がよく知る、そしてこれまでに散々書き尽くされてきたと思われる、歴史上の人物を題材として、それでいて今までのものとは違うストーリーの展開。
当然のことながら「虚実」の「虚」の部分が多いのでしょうが、それを「虚」と感じさせない筆力というのか、読み手を引き込んでいく力というのか、それが素晴らしいですね。

まだ残りが3巻あります。読むのが楽しみなり♪

ちなみにこの小説、河北新報に連載されたものだそうです。
著者のお名前は「ひらやよしき」さんとお読みするのだそうです。

「ひらたにみき」さんだと思ってた(^^;

さて、これから第2巻に取り掛かったら、、、また寝不足になるな。。。

やめとこ。。。(・ω・)\バキッ

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2010年11月20日 (土)

酔って記憶をなくします

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昨日、会社の帰りに千日前のジュンク堂書店で、目についたので買ってしまった本。
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内容は、、、こういうこと↑です(笑)
あなたにも覚えがありませんか?(^^;

さて私は、今日このようにならずに、東京から無事に帰って来られるのでしょうか?

全く自信なし(・ω・)\バキッ

ということで、高校同期と一日遊んできま~す!

みなさまには、よい一日をお過ごしください。

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2010年11月 2日 (火)

ジャズ喫茶論 (マイク・モラスキー著)

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「面白いから読んでみたら」と薦められて、早や半年以上(苦笑)
確か今年の初めに発行された本であります。

日本のジャズ喫茶を、アメリカ人である筆者が論じているのですが、よくぞここまでいろいろ調べたものだと感心することしきりなり…。

ジャズの話しは別にして、読み物としてもけっこう面白いんじゃないでしょうか。
旅行記みたいな部分もありますし、いろいろな楽しみ方ができる本です。

ざっと一度読んだだけなのですが、これはいい本だと思います。
もう一度、じっくりと読み返してみましょう。
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2010年9月15日 (水)

阪急電車(その2)

二つ前の日記に書いた、有川浩さんの「阪急電車」。
いいおっさんが、ニヤニヤしながら読むような本ではないのかもしれませんが、面白いからそれでいいのだ!
←なぜ急にバカボンのパパ風に?(^^;

しかし、ひょっとしたら(ひょっとしなくても(・ω・)\バキッ)他の読者さんとは、ちょっと異なったところを面白がっているのかもしれません。

例えば…。

西宮北口から自転車で10分ほどの、武庫川に近いところに住んでるの?(そういうシーンがあるのです(^^;)
それは、松山町辺りか?いや手前の瓦林町?それとも、神戸線の線路の北側の、、、何町だっけ???
←妙なところで感情移入

とか

今津線の小林駅(“おばやし”と読みます。“こばやし”ではありません)には、最近降りてないよなぁ…。ひょっとして、、、40年は降りてないかも?

とか

仁川駅、、、最近、阪神競馬場に行ってないな。。。とか(・ω・)\バキッ

まだまだ、いろいろと楽しめそうです(笑)

ちなみに、この小説の中に出てくる阪急今津線の駅は、西宮北口~宝塚間の駅。
今津、阪神国道の両駅は登場しません。

昔は、今津~宝塚間を電車が走っていましたが(これが、神戸線との平面交差だったんですよねー!鉄分低めの私ですが、見ていて飽きなかったし、ポイントを通過する時の音が楽しかったですよ)、現在は西宮北口で南北に路線が分断されていて、今津~西宮北口間は4両編成(だったかな?)のワンマン運転で運行されています。

こんな話しを書き始めると長くなるので、このつづきは次回(まだあるのか?(^^;)

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2010年9月14日 (火)

阪急電車(有川浩)

最近、書店に行くときは「この本を買う」と決めていくことが多かったのですが、先週久しぶりにそれを決めずに1時間弱の時間を過ごしました。
その時に買ってきたのがこの本。
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幻冬舎文庫の棚を見ていたときに、目に留まりました。
同じ本が何冊も置いてあったので「何でかな?」と思って手に取ってみると、映画化が決まったのですね。主演は中谷美紀さんですか。好きな女優さんです(・∀・)

手に取ったついでに、ぱらぱらとめくってみると、、、おや?阪急今津線の駅名が次々と目次に。
子供の頃、阪急電車の西宮北口駅近くに住んでいた人間としては、読むしかないでしょう(・∀・)

読み始めてすぐに「あれ?この作家さんは女性?」

「ありかわひろし」さんという男性かと思っていたら、「ありかわひろ」さんという女性だったのですね。
最近ろくに本を読んでいないのがバレバレ(^^;

同じ阪急電車の中でも今津線は、他の神戸線や宝塚線、京都線などとは、少し時間の流れ方が違うように思うのです。その辺りを知っているだけに、なんか読んでいてニヤニヤしてしまいました。

当たり前のことですけれど、電車に乗っている人には乗っている人の数だけの人生があるわけです。
それが交差していく中で起こる、ある意味どこにでもありそうなエピソードから作り出されるストーリーの数々が、絡みながら一つの長編に仕上がっていく。いいですねぇ…。

この本が映画化される時、中谷美紀さんはどの役になるのかな?
やはり翔子さんでしょうか?
それも楽しみですな(・∀・)

ところで、この本を読んでいて若干の違和感が(^^;
西宮北口を「ニシキタ」と呼んでますが、私は「キタグチ」派なもので(^^ゞ

久しぶりに今津線に乗りにいってみましょうかね♪

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